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歯周病

歯周病にはどうしてなるの?
歯周病

以前は、歯槽膿漏(しそうのうろう)と一般に言われていましたが、現在は歯周病という呼び方になっています。
そもそも、この歯周病とは、口腔内の歯周病原性細菌(歯周病を引き起こす細菌)によって引き起こされる感染症です。すなわち、細菌の攻撃に対する私たちの抵抗力(免疫力)が低かったり、細菌の活動性が免疫力より強かったりすると、歯周病は進行して、歯肉や歯槽(しそう)骨(歯の周りで歯を支えている顎の骨)などの歯周組織を破壊していくようになります。
一般に歯周病は、①歯肉炎 と ②歯周炎 に大別されています。

症状
歯周病

歯周病は慢性疾患で、その病状は徐々に進行していきます。症状は、歯肉炎の段階では、歯肉の赤みや腫脹(しゅちょう)、ブラッシング時の出血、しばしば痛みなどが主なものになります。
この段階もしくは自覚症状がなくても定期検診などで歯科医院を受診していただくと、歯槽骨(しそうこつ)吸収などの組織破壊といった不可逆的な結果に至らずに良好な治癒経過を望むことができると考えます。
 
しかし、歯肉炎や軽度の歯周炎の場合、その症状は生活上支障をきたすようなレベルになることはごくまれですので、自己診断をしてしまい、そのまま放置してしまうケースが非常に多いのが現状です。
また、自覚できる炎症症状が一過性で治まったり、また発症したりを繰り返しますから、その症状が薄らいでしまうと治ってしまったかと錯覚をしてしまうことが多いのです。
 
ですので、定期的な検診が必要になります。

一般的な治療法

まず大事なことは、自覚症状が顕著に現れる前に歯科医院で定期的に歯肉の状態や、周辺組織に異常が起きていないかを検査することが、歯周炎を未然に防ぐことに大変重要になっています。
歯周病が発症して進行した場合、とくに重度に進行した場合は、その組織の健全な回復は非常に困難で、再生医療的処置を行わなければ失われた歯槽骨や歯肉は元に戻りません。
したがって現状では、歯周病に罹患(りかん)した場合、リスクファクターを改善して歯周病がそれ以上進行しないようにする進行防止治療が標準治療となります。

歯周組織再生療法
歯周病が進行し歯槽骨の吸収が重度に至った場合(歯周ポケットの深さが6mm以上)、従来の切除療法では歯茎は下がり歯根は露出してしまいます。色々な術後障害を回避するために、失ってしまった歯槽骨を限りなく元の状態に戻す再生療法がたいへん有効です。再生療法にも様々な術式がありますが、現在ではエムドゲインゲル(歯周組織再生誘導材料)が最も効果的な治療法といえます。治療法は下記の通りです。


①6mm以上の歯周ポケット

②麻酔をし、歯肉を切開します。

③歯肉を開きます。

④汚れを取り除きます。

⑤エムドゲインゲルを
注入します。

⑥歯肉を元に戻し、
縫合し1週間後に抜糸です。
 

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